世界一周日和

2016年11月17日から夫婦で世界一周旅行中

チームワーク抜群!世界遺産の街ベトナム・ホイアンの看護師にインタビュー

妻です。

 

フィジーで第一回目の看護師インタビューを実現させて以降、滞在期間の兼ね合いや、言葉の壁などでなかなか実現できなかった第二回目の看護師インタビュー。

 

とにかく行動するしかない!!

ということで、ベトナムのホイアンのホテルの近くにあった病院にアポなしでインタビューを申し込みに行ってきました。

 

お邪魔したのはこの病院

「Pacific Hospital」

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病院に敷地内に入ってすぐに救急外来がありました。

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処置室の中はシンプルなつくりになっていました。

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私はもともと救命救急センターで働いていたので、懐かしさと好奇心が抑えられず、部屋の中を必死に覗いていると、一人の男性看護師に声をかけられました。

それが写真の真ん中にいる彼。

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彼はナース歴3年の救急外来で働く看護師。

彼は英語は英語が話せたので、自己紹介をし、この病院の看護師にインタビューしたいことを伝えました。

 

すると、病院の事務長のところに案内してくれました。

事務長に看護師のインタビューをしたくて来たことを伝えると、

「看護師はみんな忙しいからなぁ。それに、英語を話せる看護師はいないんだ。」

との返事。

 

諦めきれずに、必死で思いを伝えると「わかった、わかった。ここでちょっと待っていなさい」と。

ドキドキしながら待っていると、

「インタビューできるように調整してきたよ。通訳は僕がするから。」

事務長!!ありがとうございます!!

 

ということで、看護師インタビューできることになりました!!

(結局通訳はドクターがしてくれることになりました。)

 

 

インタビュー記の前に、ベトナムの医療状況を簡単に。

 

医療水準

都市部と地方の医療環境は大きく異なり,医療水準の地域格差は近年ますます拡大しています。また,公立医療機関と私立医療機関においても医療環境は大きく異なり、公立では医療スタッフ,受容能力,医療機器等の絶対数が不足しています。他方,ハノイやホーチミン市には近代的な医療機器を備えた私立病院・クリニックがいくつかあり,重症でなければわれわれが利用できる医療環境となってきています。しかし、診断の難しい病気や高度な医療が必要な場合には,近隣の医療先進国あるいは日本での診断・治療も選択肢として視野に入れて対応していくのが良いと思われます。

      (外務省ホームページより)

 

 平均寿命(WHO2016年度版)

ベトナム:76歳 (56位/183ヶ国中)

日本:83.7 歳(1位/183ヶ国中)

 

新生児死亡率(WHO2016年版)

ベトナム:1.14%(90位/194ヶ国中) 

日本:00.9%( 191位/ 194ヶ国中)

1000人出産あたりのパーセンテージ
新生児は生後約1ヶ月未満の赤ん坊で、死亡率は1000人出産当たりに死亡する人数。

 

看護師インタビュー ベトナム編

私の隣にいるドクター「ウォン」が通訳を引き受けてくれました。

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インタビューに答えてくれたのは、写真向かって右端の看護師さん。

 

名前: Phi (フィさん)

年齢:26歳

看護師歴:6年

 

Qあなたはなぜ看護師という職業を選んだのですか

家族の面倒を見たいと思ったから。看護師になるのを決めたのは5歳の時でした。

 

Qどのような方法で看護師になりましたか?

3年間看護学校に通い看護師免許を取得しました。それから看護師研修生として2年間働き、正式な看護師になりました。

 

Q今何科で働いていますか?

今は国際総合科で働いています。

海外旅行者など外国人の病気や怪我を専門に診療している科のナースです。

(私たちがインタビューする前も、欧米人の怪我をした人が受診していました)

 

Q看護師の仕事のやりがいは何ですか

患者さんの看護をできることです。

 

Q看護師の仕事で大変なことは何ですか

患者さんと向き合うこと。病気のせいでイライラしていたり、怒っていたり精神不安的な患者さんの対応をする時が一番大変です。私の気持ちも辛くなってしまいます

 

Q今まで看護師を辞めたいと思ったことはありますか 

もちろんあります!だって、看護師の仕事は精神的にも肉体的にもとってもハードでいつも仕事に追われて忙しいから・・・。

 

Qベトナムでは看護師という職業はどんなイメージを持たれていますか

尊敬に値する、良い仕事だと思われています。 

 

Qベトナム特有の疾患を教えて下さい

デング熱、マラリアなど蚊を介して感染する疾患が特徴的だと思います。

他にも急性腸炎、食中毒、寄生虫などが原因で腹痛・下痢を訴えて受診する患者も多くいます。

 

Qベトナムでは全ての国民が十分な医療を受けることが可能ですか

可能です。ほとんどの人は保険料を払っているので治療費は保険でカバーされます。

貧困で保険に加入していない場合でも、社会福祉制度があるので医療を受けることができます。

 

Qこの病院の特徴は何ですか

一番の特徴は世界遺産の街であるホイアンにある病院だということです。

この病院は私立病院なので、CTやMRIなど最新の医療設備があります。院内はとても綺麗で良い環境で治療を受けることができます。

公共の病院は医療機器や医療資材が不足していたり、少ない医療スタッフで多くの患者を診察していたり、私立病院とは全く環境が違います。

 

インタビューの感想

「仕事を辞めたくなったことは何度もある、これから先看護師を続けるかは分からない」と話していた彼女。看護師の仕事は本当にハードで、精神的にも体力的にも疲弊して、彼女のように「辞めたい」という気持ちを抱えながら働いている看護師は日本にも沢山いると思います。それでも看護師を辞めずに働き続けている看護師が多くいるのも事実。

 

それは給料のためだけではなく、多くの人が看護師という仕事な誇りとやりがいを感じているからだと思います。仕事が大変でも、患者さんの元気になっていく姿や、「ありがとう」という言葉に励まされて、看護師を続けている人が多くいると思います。今回インタビューしたフィさんからもそれが伝わってきました。

 

インタビュー中とても印象的だったのが、ドクターとナースの仲がとても良いこと。

お互いの意見をぶつけ合ったり、冗談を言い合ったり、和気あいあいとした雰囲気でした。

「医師が偉くて、医師の指示で動く看護師は下」という古い上下関係ではなく、

医師と看護師が患者さんの治療に一緒に取り組むチームメイトであるという、良い関係の中で彼女達は働いているのかもしれないな、と想像していました。

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最後に病院の中を少し紹介。私立の病院ということもあって、院内はとても綺麗でした。

 

総合受付

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患者待合

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日本ではもうほぼなくなっているナースキャップですが、この病院ではみんなナースキャップを着用していました。

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この病院には歯科もあって、日本の歯医者のようなユニットで治療が行われていました。

外から丸見えなので、ちょっと恥ずかしいですね。

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第2回の看護師インタビュー、ベトナムのPacific Hospitalのスタッフのみなさんのご協力のおかげで実現しました。

忙しい業務の合間に時間を作って下さり、本当にありがとうございました!

 

今更ですが、インタビューって難しい!!自分のインタビューの記録を起こしながら、「ここをもっと詳しく聞けばよかったなぁ」とか、「この質問したかったなかぁ」とか本当に反省だらけです。

もっとインタビュー力を磨いて次のインタビューに挑戦したいと思います。