世界一周日和

2016年11月17日から夫婦で世界一周旅行中

ネパールの結婚式に参加! 食べて、踊って、切なくなった話。

妻です。

 

ネパール人の友人キムさんのお家にホームステイ中

キムさんの親戚の方の結婚式に参列させてもらったお話です。

 
キムさんは今日結婚する新郎の親戚。

ネパールの結婚式は新郎側が新婦を新婦の実家まで迎えに行くというスタイル。新郎側の家族や親戚みんなで一緒にバスや車に乗って新婦の実家へと向かいます。

 

集合場所に集まった新郎側の家族や親戚。
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 中央の男性が新郎さん。

彼は普段は日本で働いているので、日本語ペラペラ。「来てくださってありがとうございます」と突然参列した私たちを笑顔で受け入れてくれました。

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私の夫はスーツがないのでシャツを着て、ネパールの正装帽子「トピ」を着用、私はキムさんの奥さんのネパールドレスを借りました。男性はダウラ・スルワル(ネパールの伝統的な上下白の服)かスーツにトピ、女性はサリーという装いの方が多かったのですが、ご近所の方などは普段着で来られている方もいました。ネパールの結婚式のドレスコードはそんなに厳しくないようです。

 

出発の前に新郎が乗る車の飾り付けをします。

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新郎の実家と新婦の実家はかなり離れていて、車で5時間くらいの距離でした。

新婦の実家の近くで車を降りると、結婚式のために呼ばれた音楽隊の方がいました。

音楽隊の演奏が始まると、新郎・新郎の家族を先頭に列をなして新婦の実家まで歩いて向かいます。

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豪華に飾り付けられた新婦の実家に到着!

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新郎から順にお家へと入っていきます。

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お家に入る時にティッカを付けてもらいます。このティッカとはヒンデゥー教では神の恩恵を意味する印と言われています。ティッカをつけてもらった後に、首から下げる布のようなものも頂きます。

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私もティッカをつけてもらいました。

 

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豪華な門をくぐると、新郎新婦が並んで座っていました。

新婦さんは美しい装飾が施された赤いサリーを来て、赤いベールを付けていました。

すごく綺麗です。

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ここから、家族が新郎新婦へお祝いのティッカを付けたり

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お互いの家族が新郎新婦それぞれの足を洗いそのお水を飲む(!?)という儀式(一つの家族になという意味合いがあるそうです)が続きます。

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それらの結婚の儀式をみんなで見守る のかと思いきや、新郎新婦に近い家族や世話人のみがその儀式の場所に留まり、他のゲストはは食事会場へ。

 

テントの中には新婦のご家族が準備したビュッフェスタイルの豪華な食事が並んでいました。

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ママのカレーやダルバートとはまた違った、かなりスパイシーなお料理でした。ネパールの中でも地域や家庭によって味付けが違うんですね。美味しかったです。

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食事が終わると音楽隊の演奏が始まり、ダンスタイム!

(この間も新郎新婦の結婚の儀式は厳かに執り行われています。

大きな木を囲むように椅子がセットされていて、その中心でダンス!

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最初に踊り始めたのは可愛い子供達。恥ずかしがらずにガンガン踊ってます。

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子供達に負けじと、大人も踊り始めます。踊っているのはニワトリをくれたお隣さん。

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お祭り好きの夫、もちろん全力で踊って誰よりも楽しんでいました。

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もちろん、私も。

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このダンスが2〜3時間続きました。その間に新郎新婦の結婚の儀式は進み、式もフィナーレへ。

 

 式の最後に、新婦側の家族から男性のゲストへネパールの伝統的な帽子『トピ』がプレゼントされます。

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そして、なんと御祝儀までいただいちゃいました。

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地域や宗派によって異なるとは思うのですが、ネパールでは新婦の家族から新郎側のゲストへ御祝儀を渡すそうなんです。びっくりしました。

 

 

私がこの結婚式で一番印象に残っていること、それは終始悲しげな表情を浮かべていた花嫁さんのこと。

式が始まった時からあまり笑顔を見せることなく神妙な表情を浮かべていました、式の終わりが近づくにつれて今にも泣き出しそうな表情でずっとうつむいている花嫁さん。

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それもそのはず、この結婚式が終わると花嫁さんはそのまま新郎の車に乗り込み新郎の家へ向かいます。大切な家族や友人、生まれ育った家に別れを告げなければならないのです。しかも、新郎新婦は新郎の仕事の都合で結婚後は日本で暮らすことになっているので、簡単には実家へ帰ることもできません。家族や友人離れて、遠い日本での暮らし、寂しいし不安いっぱいいですよね。

 

ついに式も終わり、最後に家族とお別れの挨拶を交わします。花嫁さんだけじゃなく、家族もみんなとっても辛そう。

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花嫁さんは最後には泣き崩れて、お兄さんらしき人に抱えられて新郎の車に乗り込んでいました。

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私はなんとも言えない気持ちになってしまいました。笑顔いっぱい、涙ちょっぴりと幸せな二人の門出という日本の結婚式とは全く違う世界。

でも本来は「嫁ぐ」「嫁に行く」ってこう言う事なんですよね。

自分の生まれ育った家を出て、旦那さんになる人の家に入る。そして嫁ぎ先の家の人間になる。簡単には実家には帰れない。

日本だって、私たちの祖父母の時代は同じような感じだったんだろうな。

 

 結婚式はこれで終わりではなく、この後新郎の家でまた別の結婚の儀式を行い、その後二次会のようのなものをしたり、数日間にわたり結婚のお祝いをするそうです。

ネパールの結婚式ってすごいなぁ。

 

結婚式が終わった後も花嫁さんのあの悲しそうな顔や泣き崩れる姿が忘れられず、あの花嫁さんは今頃何してるのかな?新しい生活には慣れたのかな?とずっと気になっていました。

 

幸いにも旦那さんとSNSで繋がることができて、旦那さんやその家族と一緒に笑顔で過ごしている幸せそうな花嫁さんの写真を見ることができました。

彼女が幸せそうで本当に良かった!!

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